「帰省ついでにやる」──親世帯の住まい安全点検チェックリスト #column
年末年始、久しぶりの実家。せっかくなら、“いまの暮らしに合っているか”をサッと点検して帰りませんか?
大がかりな工事じゃなくてOK。つまずき・温度差・夜の見え方・もしもの連絡――この4つだけ押さえれば、毎日の安心度がグッと上がります。
この記事は、その場で一緒に歩きながらチェックできる実践ガイド。帰省の“ついで”に、やさしくアップデートしていきましょう😊
この記事を読めばわかること
- 転倒・つまずきを減らす家の整え方(段差・手すり・床の素材)
- 温度差を小さくする冬の運用(玄関・脱衣・浴室のミニ対策)
- 夜間動線を安全にする照明とスイッチの整え方
- 通報・連絡手段の置き方/見える化のコツ
- 今日できる5分点検と、週末にやる30分アップデート
1|まずは“歩いて点検”──家の中を一周して見る場所
最初に、普段の移動ルートを一緒に歩きます。玄関→廊下→リビング→キッチン→トイレ→洗面・浴室→寝室へ。ここで見るのは3つだけ。
- つまずきそうな段差/敷物のめくれはない?
- 夜、暗いと迷いそうな曲がり角はどこ?
- 冷える・ヒヤッとする場所は?(玄関・脱衣・浴室が要注意)
この“歩く点検”で、あとからの対策がほぼ決まります。
2|転倒を減らす:段差・手すり・床の“ひと工夫”
- 段差・敷居:よく通る敷居やラグの段差は薄手マットに差し替え。どうしても必要な敷居は段差解消スロープを貼ると安心。
- 手すり:階段・玄関の上がり框・浴室入口・トイレに“つかまる場所”があると、立ち座りが安定します。片側しか無ければもう一方にも。
- 床すべり:ワックスのかけ過ぎや経年でツルツルなら、滑り止め対応のケア剤に切り替え。浴室はノンスリップマットを入口付近へ。
- コード類:延長コードの“渡り”は巾木沿いにモールで壁の線に。足元はゼロ配線が理想。
ひと言メモ:“つかまる所”と“踏み替える所”が1歩以内にあると、ぐっと転びにくくなります。
3|温度差を小さく:玄関・脱衣・浴室のミニ対策
- 玄関:ドア下のすき間テープ+土間に厚手マット。リビング側は仮カーテンや上吊り引き戸で風の通り道をいったん止める。
- 脱衣所:入浴10分前に小型ヒーターで予熱。足元重視・弱運転でOK。バスマットの下に薄い断熱シートを忍ばせると足裏がラク。
- 浴室:浴室暖房の予熱 or 床・壁に温シャワーをサッと。手すり+ノンスリップで立ち座りを安定。入浴後は換気扇で30分。
温度差対策は「入れない/先に温める/面で温める」の3ステップ。道具がなくても“予熱の習慣”だけで体がほんとにラクになります。
4|夜の見え方:照明・スイッチ・足元灯で“迷わない”
- 寝室→トイレ→洗面の夜間ルートに足元灯(人感センサー)を点在させると、まぶしすぎず、よく見える。
- スイッチの位置が遠い・高いなら、リモコン照明やプルスイッチへ。ベッドから届く場所に常夜灯があると安心。
- 階段の陰は事故の元。壁の小型ライトを段の“上面”が見える角度で当てると踏み面がくっきり。

5|通報・連絡:置き場所と“見える化”で迷子にしない
- 電話の定位置:固定電話 or 充電ベースをリビングの出入口近くに。スマホも“帰宅→置く”トレーで定位置化。
- 緊急連絡メモ:家族・かかりつけ・近所の支援先を大きい字で1枚。冷蔵庫や電話横に貼る。
- 警報器:火災・ガス・COの警報器は設置年と電池をチェック。古いなら交換検討。
迷ったら、“電話の近くに全部集める”が正解。探す時間をゼロにします。
6|“今日やる5分点検”と“週末30分アップデート”
今日やる5分点検
- よく通る敷居・ラグのめくれを一つ直す
- 寝室→トイレの夜間ルートに仮の足元灯(乾電池式でOK)
- 入浴10分前の予熱を家族で共有
- 緊急連絡メモを手書きで作り、電話横へ
週末30分アップデート
- 段差スロープ/ノンスリップマットを要所に追加
- 巾木モールで延長コードを“壁の線”へ移設
- 警報器の年式確認→必要なら交換
- 玄関の風除け(突っ張り+厚手カーテン)を仮設置
7|場所別の“見落としポイント”クイックガイド
- 玄関:上がり框の手がかりはある? 靴の一次置きは土間側に?
- キッチン:踏み台は安定型? 鍋つかみ・消火スプレーは手に届く?
- トイレ:立ち座り補助(L字手すり or 置き型)・冬の冷え対策(マット敷きすぎで段差増やしてない?)
- 寝室:足元のコードゼロ? ベッド脇に水分・眼鏡・常夜灯が“手で届く”?
8|“話し方のコツ”——押しつけず、一緒に整える
安全の話題は、つい“ダメ出し”っぽくなりがち。「心配だから」ではなく「一緒にラクにしたいから」のトーンで。
例)「階段、夜にちょっと怖かったから、このライト置いてみてもいい?」
“試し置き→様子を見る”で進めると、受け入れやすいです。
まとめ
帰省のたった1時間で、実家の毎日は確実にラクになります。
合言葉は「つまずかない」「冷えを先に消す」「夜に迷わない」「連絡先はひと目で」。
今日は歩いて点検→5分で4つだけ整える。次の帰省で30分のアップデートを足して、無理なく完成形に近づけましょう。
1つのモデルハウスの見学時間は1時間以上をお勧めいたします。余裕を持って、当日の予定を組みましょう。
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