4,000万円台で“理想の暮らし”はつくれるのか?──限られた予算で、家族が笑顔になる家をつくる方法 #column

この記事を読めばわかること

  • 注文住宅を建てるとき、どこにお金がかかるのか?その内訳
  • 年収から見た、無理のない住宅ローンの目安
  • 暮らしやすい間取りと、実際の生活風景のイメージ
  • 後悔しないために「削るべきところ」と「投資すべきところ」
  • 予算を活かす家づくりのコツと考え方

はじめに

「この家に住んでから、休日が楽しくなった。」

そう話してくれたのは、ある共働き夫婦の奥さん。小学生の娘と、保育園に通う息子、そして夫の4人で暮らすその家は、決して豪邸ではありません。でも、光の入り方や、洗濯の動線、ちょっとした収納の工夫が、日々の暮らしを軽やかにしてくれます。

「注文住宅って、きっとお金持ちの世界の話でしょ?」
そう思っていた人が、「あ、これならウチでもできるかも」と感じられるようになる。この記事は、そんな希望を届けるためのガイドです。

「家を建てる費用」って、どこにどれだけかかるの?

まずは、家づくりで最も誤解されやすい「費用の内訳」から。

注文住宅にかかるお金は、大きくわけて次の3つです。

費用の種類内容予算内の目安割合
本体工事費建物そのものの工事代(壁・屋根・キッチンなど)約70〜75%
付帯工事費外構、地盤調査、インフラ(電気・水道)など約15〜20%
諸費用設計料・登記・保険・ローン手数料など約5〜10%

つまり、「3,800万円の家」と聞いていても、諸費用や付帯工事がかかって総額4,300万円近くになるのが現実です。

見落としがちなこの部分が、後々の「予算オーバーだった…」という後悔につながります。

年収から見た、住宅ローンの“ちょうどいい”金額

家を建てるうえで、避けて通れないのが住宅ローン。

「借りられる額」と「返せる額」は別モノです。安全なのは、年収の6〜7倍以内の借入額と言われています。

年収借入額の目安毎月の返済(35年ローン)
500万円約3,300万円約9.5万円
600万円約4,000万円約11.5万円
700万円約4,700万円約13.5万円

たとえば、年収600万円の家庭なら、頭金を200〜300万円ほど準備すれば4,200〜4,300万円の家も十分建てられる計算になります。

「数字」より「暮らし」から考える間取り設計

あなたの家には、どんな暮らしがあるでしょうか?

  • 朝は家族全員がバタバタと準備をする
  • 夜は子どもと遊んだあと、夫婦で映画を観る
  • 週末は来客やホームパーティーもあるかも

そんな「生活のシーン」から考えると、間取りはもっとリアルになります。

▼ プラン1:効率重視の30坪・回遊動線タイプ

  • LDKは20帖+スタディスペースつき
  • キッチン→洗面→ランドリールームが一直線
  • 子ども部屋は成長に応じて仕切れる設計

玄関を開けてすぐ、リビングに子どもがランドセルを放り投げ、「ママ、今日ね…」と話しかけてくる――そんな毎日が想像できる家。

▼ プラン2:広さを活かした40坪・趣味とくつろぎの家

  • 吹き抜けリビング+アイランドキッチン
  • ワークスペース、趣味部屋、パントリー完備
  • 寝室に繋がるウォークインクローゼット

夜、パートナーとワインを飲みながら音楽を流す。吹き抜けの上から子どもの足音が聞こえてくる──。そんな“静と動”が共存する空間です。

white sofa near brown wooden chair

お金をかけるところ、削るところの見極めポイント

理想を追いすぎると、あっという間に予算オーバー。
満足度を高めるには、「お金をかける場所」と「工夫で抑える場所」をはっきり分けるのがコツです。

💡 お金をかけるべきポイント

  • キッチン・お風呂など“毎日使う”場所
  • 断熱・気密性など、快適性に直結する性能
  • 家事動線や収納など、ストレスを減らす設計

🔧 削ってもOKなポイント

  • 外観の豪華さ(メンテしやすければOK)
  • 不要な部屋数や装飾(本当に使う?)
  • 建材のグレード(価格差より使いやすさ優先)

「見せるための家」ではなく、「暮らすための家」を意識すれば、自然とコストのかけ方も変わります。

まとめ:「これで良かった」と思える家づくりのために

注文住宅は、人生で最も高い買い物のひとつ。
でもそれは、人生で最も大きな幸せの舞台でもあります。

あなたがこの先20年、30年暮らしていく家だからこそ、「いま無理をしない」「暮らしの声を聞く」「未来の変化に備える」ことが大切です。

4,000万円台という予算は、「上を見ればキリがない、でも工夫すれば満足できる」ちょうどいいライン。

✔️ 本体・付帯・諸費用のバランスを押さえ
✔️ 年収に応じた安全なローン設計をし
✔️ 暮らしの優先順位に沿って間取りを整える

この3つを意識するだけで、あなたの家はきっと「帰りたくなる場所」になります。

1つのモデルハウスの見学時間は1時間以上をお勧めいたします。余裕を持って、当日の予定を組みましょう。

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待ち時間なくスムーズに見学できるので、貴重な時間を有効活用できます。家族との大切な週末を有意義に過ごせます。

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