30坪の古い家を建て替えたら2,850万円かかった。でも“5つの工夫”で320万円も安くできた話#column

「この記事を読めば分かること」

  • 家の建て替えにかかる費用の具体的な中身
  • 金額が上下するポイント7つ
  • 実は見落としがちな追加費用とは?
  • 費用を抑えるためにできる工夫や考え方
  • 失敗しないための見積もりチェック方法

はじめに

ある日、久しぶりに実家に帰ると、玄関のドアがギィィと不安な音をたてた。リビングの壁にはうっすらとヒビが入り、雨が降ると窓枠からしずくが落ちる音がする。
「そろそろ限界かもね」母の一言に、私たちは“建て替え”という選択を本気で考えはじめました。

けれど、いざ情報を集め始めると、「いったい、どこまでがお金かかるの?」という疑問が次から次へと…。
この記事では、これから家を建て替えたいあなたのために、「リアルに、全部でいくらかかるのか?」「どこで費用が上がるのか?」「どうすれば抑えられるのか?」を、わかりやすく解説していきます。

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建て替えに必要な費用は「2,500万円〜3,500万円」が相場

まず、ざっくり言うと、30〜35坪(約100〜115㎡)の家を建て替えると、全部で2,500万円から3,500万円くらいかかります。

ここでいう「全部」とは、次のような費用をすべて含んだ合計金額です。

項目内容目安金額
解体費用古い家を壊す費用約80〜150万円
地盤調査・改良土地の状態を調べたり補強する費用約10〜200万円
本体工事費新しい家そのものの建築費用約1,800〜2,800万円
設計・申請費用間取りの設計や建築確認申請の費用約50〜100万円
仮住まい・引越し一時的な住まいと引越し代約30〜80万円
登記・測量費法的な手続きや土地の測量にかかる費用約20〜50万円
家具・家電等新生活に向けた買い替え費用約50〜100万円

どこで差がつく?金額を左右する7つのポイント

「どうしてうちはこんなにかかったの?」という声の多くは、以下の要因が関係しています。

① 解体する家の構造と状態

木造の家は比較的安く壊せますが、鉄骨やコンクリート造の家は解体に手間も費用もかかります。

② 地盤の強さと補強の有無

地盤が弱い土地では、杭を打ったりコンクリートで補強したりしなければなりません。これだけで100万円以上かかることも。

③ アスベストの使用有無

古い家に多く含まれているアスベストという建材は、特別な方法で処分しないといけないため、追加費用が発生します。

④ 家の中の残置物の量

家具やゴミが多いと、それを処分する費用が加算されます。特に大型家具や家電が多い場合は注意。

⑤ こだわりの設備・素材選び

キッチン、トイレ、床材などを高級仕様にすれば、それだけ建築費が上がります。

⑥ 地域による工事単価の差

都市部では人件費や材料費が高いため、地方よりも費用がかかる傾向があります。

⑦ 工事期間と仮住まい期間

工期が延びれば、それだけ仮住まい費用や引っ越し費用も増えます。

「えっ、それもかかるの?」意外な追加費用とは?

建て替えでは、「家を建てること」以外にもお金がかかります。見落としがちな代表例はこちら。

  • 仮住まい費:工事が終わるまで、賃貸や実家などに住む必要があります。家賃+光熱費で月10万円程度。
  • 引越し費用:仮住まいへ1回、新居へ1回の合計2回分。業者を使えば20〜30万円。
  • 登記・測量・申請費用:登記変更、土地の境界測量、建築確認申請などで30万円前後かかることも。
  • 新しい家具・家電費:古い家具を持ち込むより、新調する家庭も多く、50万円〜かかるケースも。

実例:5つの工夫で300万円以上の節約に成功!

実際にわが家では、次のような工夫をしたことで、最初の見積もりより320万円安く済ませることができました。

① 家具・ゴミは自分で処分

市の粗大ゴミ回収やジモティーを活用し、業者に頼らず処分。約15万円の節約に。

② 倉庫や植木は自分たちで解体

重機を呼ぶ必要がなくなり、解体費が10万円安くなりました。

③ 設備は「標準仕様」にしぼる

キッチン・浴室はカタログの中から一番コスパのいいものを選択。

④ オプションは最後まで追加しない

カーテンや照明は建て替え後に自分たちで探して設置。約40万円削減。

⑤ 複数社に見積もりを依頼

4社に同条件で依頼し、最も信頼できて安かった会社を選択。これだけで250万円の差が出ました。

見積もりチェックの4ステップ

  1. 内訳が細かく書かれているか確認する
    「一式」だけでは何にお金がかかるのかわかりません。
  2. 地盤・解体・仮住まいなどが含まれているか確認
    含まれていなければ、あとで追加請求される可能性があります。
  3. オプション項目を明確にする
    自分にとって本当に必要か見極めましょう。
  4. 必ず3社以上から見積もりを取る
    1社だけだと、それが高いか安いかの判断ができません。

まとめ:あなたの家も「賢く建て替える」ことはできる

  • 建て替え費用の目安は2,500〜3,500万円
  • 解体・地盤・アスベスト・仮住まいなどで費用が大きく変わる
  • 見えない費用や追加費用に注意しよう
  • 自分たちでできることをやれば、数十万円の節約も可能
  • 複数社に見積もりを取り、内容をしっかり比較することが失敗しない第一歩

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